【漁ログ】 三陸いわて漁師ブログ

【明日は大漁!】三陸・岩手発!!とれたて新鮮【漁】情報!!~三陸・岩手から「ブログ」の波を!!

白い訪問者

time 2008/07/08

皆さま昨日の七夕は何をお願いしましたでしょうか?
私は…
雨よ降れ!風よ吹け!波よでろ!
不謹慎なお願いです。
土曜、日曜関係ないですからね。休みは天気しだいですから…
そろそろ休みたいかな?ってヾ(^_^;
ホタテを船からあげたら雨。
最悪のパターンでした。一応願いが叶ったってことになるのでしょうか?
いつものとおり作業が終わって後片付けをしていると外で
「クゥ〜ン!」
という声。
なんだろうと出てみると、カモメが変形した貝を入れているバケツからホタテを引っ張り出していました。

一応キョロキョロと回りを確認して…ぱくり!
器用に貝の隙間からくちばしを差し込んでいました。

普通はホタテのネットに入った通称ガダナギという魚を食べにやって来るのですが、このカモメは違います。
もしかしたら2月のみぞれの日にえさを採れずに現れた子どものカモメだったのかも…。
なんだかカモメの餌づけをしている気分でした。

月曜日。恒例のウニの口開けです。
今日は綾里でも口開けだったようですネ。
佐々木さんおつかれさまでした。
今日は満潮だったのと波で皆思わしくなかったようです。
不思議ですよね。
干潮の時はウニは上がって来ていて面白いくらいいるんだそうです。
隣りのおじさん曰く、
「海の底がウニだらけ」なんですって!
それが満潮時には草に隠れて見えないそうです。それでも、終了時までにはどうにか1籠(釜石は1籠制限です)すくってきました。o(^o^)o
お中元に悩んでるかた、岩手の生ウニなんていかがでしょう。
身が崩れ難いので私は瓶詰めをオススメします。あま〜いとろけるウニを全国へ。
ご注文は『魚っとモール』まで!
今日はウニとじ丼!
要は先週のウニの煮付の糸コンニャクが入ってないだけなんですけど。
昼に作ったら全部食べられてしまった…。
また、作りなおさねば…


午前3時に目覚しの音で起きたら土砂降りの雨。
よっしゃ!今日は休み!と思ったら、4時過ぎには晴れてしまいました。あ〜ぁ、ザンネン!
まだまだ紹介したいお店や商品がい〜っぱいあるので、取材という名目の食べ歩き?
行きたかったのに
(`ε´)ぶー
でも、今日は午後2時には終了。このくらいじゃないとね。
投稿の時間も遅くなるからね。
結局、稼ぎっ人(旦那さんのことですヨ)のシバデを作らなきゃないからやっぱりこの時間。
悲しい。
先日来、綾里の佐々木さんの『戦闘スタイルのチェンジ』気に入って使わせて頂いてますが、漁師さんの仕事はまさに『戦闘』ですよね。
沖に出ては、波や風、何よりキツい潮と戦い、丘に来ては時間との戦い。
今やってるホタテの耳釣りも如何に空気に触れる時間を少なくするかです。
穴を開けるのは自動になったのでかかる時間は今までの半分。
ホタテをピンに通す作業が、1時間で5本(1本約120枚)。これが1時間で6本出来るといいんだけどなぁ。
超えられない時間の壁…ってとこですかね。
大和田さま
岩ガキ、話しに聞いただけで見たことないです。やっぱり味見ですよね。行っちゃいましょう!広田まで!

木曜日はウニの口開け日。
今朝は、月も星も見えない曇り空。
今日の夜明けは遅いなぁ。
それでも午前4時にはほとんどの船が出漁していました。
結果は…
『2回目は身が落ちる』のジンクスとおり月曜日よりやせていましたね。それでも、まだとけないで身がしまっていたので、食べたいなぁと思う方は今が買い時かも。
ちょうど魚っとモールでウニ特集やってますしね(^-^)
今夜のおかずは『ウニの煮付』
では、リアルタイムで作り方を。

まず、ウニを汁ごと煮ます。

次に、ウニをすくい上げ茹でた汁で糸コンニャクを煮て味噌で味をつけます。

ウニを戻し、ニラと卵でとじて出来上がりです。

ホタテの唐揚げと一緒にシバデにいかがですか?

大和田さま。
広田のウニは如何でしたか?そしてアドバイスありがとうございました。
あれって岩ガキなんでしょうかね?実は岩ガキを見たこと無いんですが、岸壁についているあれですか?


本日もホタテの耳釣り。午前8時開始。午後4時終了。あ〜ぁ。
タイトルは北海道の方が牡蠣が嫌いだと言うわけではありません。
今日は久慈産半分、北海道産半分の作業でした。久慈産は相変わらずのホヤと牡蠣。
ついつい、鉈に力が入って蝶番がずれたり。(ナイショ)
北海道産は、ホヤがパラパラついている程度。
だいたい同じ時期にネットに入れて海に吊したのに、不思議ですね。
北海道のホタテは牡蠣が嫌いなんでしょうか?

今朝8時から作業を始めて16時終了。

先日、広田の大和田さんがホヤの赤ちゃんの写真を掲載されていましたが現在1ミリ程、牡蠣は1センチ程。どちらもチビホタテに付いたものです。
このまま大きくすれば良いのでしょうが残念ながらホタテの成長の邪魔になるのでどちらも鉈で落します。
一枚一枚鉈で落としながら、大きさを選別。この作業に4時間。
更に、ホタテに穴を開け、ヒモに吊す作業が3時間半。後片付け30分。
いくら二人とはいえかかり過ぎだよなぁ。
綾里の選別機械が羨ましいこの頃です。


月曜日。
恒例のウニの口開けです!
午前4時の両石湾は霧が深く、防波堤まで辿り着けるの? と、言う感じでした。
本人も「霧だから沖へ行かない。行きたくない」と言っていたので期待はしていませんでした。
7時過ぎ。
「採ったぞ〜」という電話に姑、小姑と全員集合!
中身は色は別としてプリンプリンの身でした。
やっぱり今年のウニは色がイマイチですねぇ。
昨日からホタテの耳釣りを始めました。
初の試みとして昨年秋に県内産の稚貝を購入してみました。北海道産に比べて育ちが良いので春に耳釣りできるとの事でした。
出来はと言いますと、
グゥ〜!グゥ〜!
秋貝と同じぐらいの大きさに育っていました。
それと一緒に、ワレカラ?
シャムシャラン? どっちでもいいんですが、例のヤツも大きくなっていました!ネットをうめつくし、ホタテ貝もうめつくすその動きは、大和田さんの言う通り『エイリアン』!まさに三陸の海を侵略に来たエイリアン!です。これから半月あまりこのエイリアンと格闘の日々が続きます。
あ〜あ!
佐々木さん、なかなかイケメンでしたね(^-^)
今度、大船渡に行ったら綾里まで行っちゃおうかしら?

♪ちぇんじ〜ゼロワン
年がバレちゃった。
昔、こんな唄ありませんでした?変身もので。
本題に入ります。

作業場、作業小屋同様、船も『戦闘スタイルのチェンジ』です。
外していたホタテを上げるための道具を付けました。

漁の道具って面白いですね。
写真後方に写っている丸いやつなんだと思いますか?あれにホタテの耳釣りをしたロープをかけて引っ張るとホタテがバラバラっと下に落ちるんです。この機械付ける前は岸壁にあげてから手で一つづつ外してましたから便利ですよね。
名前は、なんと「太鼓」って言うんですよ。
見たまんまですね。
市内の鉄工所で作られています。
他にも某キャラクターの名前が付いたものとかあるので、またご紹介したいと思います(o^-’)b
佐々木様
いつもありがとうございます。
回数が多くても色よしじゃあね。先日はあまりの色に漁協から返品された人も居るそうです。
プリンプリンした色白美人のうにに会いたいです(>_<)


木曜日。恒例ウニの日。夏至が終わって確実に夜明けが遅くなっています。
以前は午前3時には明るくなっていましたが、今日は真っ暗。頭上で半月が輝いていました。
それぐらいでは漁師さん達はめげません。
40分頃海岸に下がって行ったらもう次々に出漁していました。
前回と違い今日は波風もなかったので皆さん意気込みが違ったことと思います。
結果は…
前回同様思わしくありませんでした(泣)
岸壁から見ると海辺が見えるくらい透き通っているのに、沖に行くと濁って見えないそうです
漁師さん達曰く「沖から悪い水がやってきた」
とのこと。
更に、ウニを剥くと3割〜5割は写真のような色のウニです。
何故かこの辺では『色よし』といいます。
沖からの悪い水、これはきそ水というそうです。どういう字を当てるのかわかりませんが、
「きそ水が来るとかぜ(ウニ)がとれなくなる」また、
「きそ水がいなくなるとかぜが肥える」
といいます。
早くきそ水がいなくなるといいです!
いつも梅雨明けと同じ頃なんだよなぁ。
金曜日なのに何故木曜日の記事なのか?
とお思いと思います。
昨日、記事を書いてる途中で海岸に呼ばれました。
昆布の後片付けをしてました。
3月からお世話になった、釜やタンク、籠等を片付けました。ワカメ、昆布の海藻類からホタテ、ウニへ佐々木さん言う処の『戦闘スタイル』のチェンジです(^-^)v

今朝の雨は凄かったですね。あのまま降り続いたらどうなるかと思いました(>_<) ●釜石・三陸産 〜おまたせしました〜 これは、今日の地元スーパーのチラシの見出しです。 何が『おまたせ』かと言いますと、『塩うに』なんですね。 うにの不漁が続いてなかなか新物の塩うにがでてこなかったみたいです。値段はやっぱり昨年より高いようです。 我が家で作っている『塩うに』の作り方をお教えします。 用意するものは赤飯を蒸す時に使う布巾とまな板、塩とウニ。 それから、たらいとかボールの大きいようなまな板を立てられるものですね。 うに
まな板に布巾半分をひいてうにを並べて塩をふります。
布巾の半分をかけてたらいに斜めに立てます。
涼しい所に丸一日おいて出来上がり!
問題なのは、塩の加減ですが、1キロのうにで塩一掴み程度でしょうか?
塩うに
塩が少ないとウニが溶けてしまうのでキツめの方がよいでしょうか。
さすかっち様
ありがとうございます。実は両石湾では岸壁でハモが釣れます。
また、ハモどうといって筒みたいなのを海中に入れてハモを採ります。
やっぱり、ハモのほうが馴染みが深いですね。
ちなみに、『焼きハモ』は煮しめのダシですし、お寿司の『煮穴子』大好きです!

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