【漁ログ】 三陸いわて漁師ブログ

【明日は大漁!】三陸・岩手発!!とれたて新鮮【漁】情報!!~三陸・岩手から「ブログ」の波を!!

“大入”初水揚げ

time 2008/05/09

今日、“大入”定置の初水揚げがありました[:チョキ:][:にかっ:]
いよいよ始まりましたね~[:音符:][:音符:][:音符:]

漁獲量は
マス類2、3本
ヒラメ2、3枚
ヤリイカ100kg
他小魚少々
とそれほど漁に恵まれませんでしたが…[:汗:]
ま~大事なのは、無事予定どおり水揚げに至ったってことなので、今日はそれで良しってことになるんじゃないですかネ[:てへっ:]
水揚げは今後に期待ですな[:パー:][:にぱっ:]
ところで、ここで出でくる
大入”って言うのは、別に大漁したってことじゃないですヨ[:にかっ:][:汗:]
なんか、大入と聞くと“大入満員”とか“大入袋”とか、たくさん入るというイメージをしてしまいそうですが、
大入とは、定置漁場の名前なんです[:にこっ:]
綾里漁協の定置網は、「大入漁場・願松漁場」と2ヶ統ありまして[:チョキ:]
正しい発音は「おおいれ・ねがいまつ」と言います。
がっ[:ぎょ:]
地元では訛って「おぉいれ・ねげぇまづ」って呼びますネ[:チョキ:][:にひひ:]
明日明後日には、願松も網入が完了し水揚げ予定となっております[:音符:]
更に水揚げに期待です[:love:]
あ、さて[:パー:]
昨夜[:月:]面白い写真をいただきました[:にこっ:]


これはシラス(いかなご)棒受網の様子です。

このシラス[:にこっ:]
似たようのがありまして[:ぽわわ:]
しらうお・しろうお・こうなご・いかなご…[:きゅー:]
ややこしや~[:音符:]やっやこしや~[:音符:]
なんとか[:汗:]解説いたしますと
いかなごは、スズキ目イカナゴ亜目イカナゴ科に属しておりまして
地方によっては、コウナゴ・メロウドと呼びます。
よって、イカナゴ=コウナゴとなります[:パー:]…よね?[:ぽっ:]
漢字で書くと
玉筋魚(いかなご)
小女子(こうなご)
女郎人(めろうど)
と書きますヨ[:にこっ:]
また、
しらうおは、シラウオ科
しろうおは、ハゼ科
にそれぞれ属しておりまして、いかなご・しらうお・しろうおは違うものになりますネ[:にこっ:]
まぁ~この辺では、全部ひっくるめて“シラス”って言います[:チョキ:][:にひひ:]
そういうことにしてください[:てへっ:]
それ以上は聞かないでぇ~[:パー:][:汗:]


[:むむっ:]今日は、少し「環境」についての話題を・・・[:汗:]
 この度、魚環境尺(うおかんきょうじゃく)に続く第4弾[:ダッシュ:]
 『海環境尺(うみかんきょうじゃく)』[:星:]ができました[:太陽:]
 海環境尺は、海で起こっている①「藻場(わかめ・こんぶ等の海藻群落)」によるCO2吸収効果と②魚介類(あわび・ほたて等)の「貝殻」によるCO2固定効果を、物差し感覚で測ることができるものです。
 親子で一緒に楽しく作れるよう紙細工風に仕立てて[:チョキ:][:オッケー:]
 サイトの方からご自由にダウンロードできますよ[:音符:]
 海環境尺のサイトはこちらから[:下:][:下:][:下:](漁ログメニュー欄からも入れます)
http://www.pref.iwate.jp/~suisan/umizyaku/
 自然豊かで美しい三陸いわての「海の環境」について、少しでも理解を深めていただければいいなと思います[:love:]

[:太陽:][:音符:][:太陽:][:音符:]さあ皆さんもご一緒に紙細工を作ってみませんか[:音符:][:太陽:][:音符:][:love:]
皆さんに少しでも『環境』、『地産地消』、『旬な魚』についてふれていただければいいなと思います[:音符:]
[:右:]シリーズ第1弾”魚(うお)環境尺”
こちらは、フードマイレージの概念をもとに、食卓に馴染みのある”魚”をテーマにした計算尺です。
普段、自分達が食べている魚介類がどれだけ環境に負荷がかかっているのか計算できます。
「環境」と「地産地消」の両方にふれることができますよ!!!
[:右:]シリーズ第2弾”魚(うお)カレ絵巻”
こちらは、三陸いわての魚介類の旬が一目でわかるカレンダーを絵巻風に仕立てたものです。
岩手のおみやげにも活用できますよ!!!
[:右:]シリーズ第3弾”漁(りょう)カレ尺”
こちらは、三陸いわての沿岸漁業の操業カレンダーを尺に仕立てたものです。
漁師の方々が今どんな作業をしているのかが一目でわかりますよ!!!
[:右:]シリーズ第4弾”海(うみ)環境尺”
こちらは、シリーズ第1弾の魚(うお)環境尺の続編としまして、
同じく「環境」について考えてもらえたらいいなというもので、
海藻と貝殻のCO2吸収効果が計算できる尺となっております!!!

 豊かな自然と良好な漁場に恵まれた岩手県の水産業。今回は、そのような恵まれた海を守るための岩手県の漁師さんたちの取組みを、皆様にお伝えしたいと思います。
自然豊かな海岸と良好な水質

自然と調和した漁業を営む

漁場環境保全の取り組み

 岩手県の海岸線は、自然海岸の占める割合が77.00%と、島根県の77.17%に次いで全国第2位となっている一方、半自然海岸や人工海岸の割合は低水準であり、人の手が加わっていない自然豊かな海岸が保たれています。
また、環境省が公表している公共用水域水質測定結果によると、COD基準達成率(※1)は60%、達成率の高さは全国第6位であり、水質が良好に保たれています。
表1 自然海岸、半自然海岸、人工海岸の構成比
自然海岸構成比(都道府県名/構成比)
1 島根県 /77.17%
2 岩手県 /77.00%
3 鹿児島県 /73.75%
4 長崎県 /68.90%
5 沖縄県 /68.48%
半自然海岸構成比(都道府県名/構成比)
1 岩手県 /2.01%
2 佐賀県 /2.09%
3 東京都 /2.84%
4 大阪府 /4.50%
5 山口県 /4.70%
人工海岸構成比 (都道府県名/構成比)
1 島根県 /15.15%
2 鹿児島県 /15.92%
3 沖縄県 /18.07%
4 長崎県 /18.09%
5 岩手県 /20.22%

※1 COD基準達成率:CODは水中の有機物量を示す指標で、数値が低いほど水質が良いとされています。達成率は、平成16~19年度の測定結果を用いて、都道府県毎に、全測地点数に対するA類型基準値(2mg/L)達成地点数の割合で算出しました。

 岩手県は、ワカメやホタテなどの養殖が盛んですが、養殖形態は人為的に餌を与えない“無給餌型養殖”で行われています。この養殖形態は、養殖による残餌が発生しないので、環境に与える負荷が少ない養殖と言われています。

 岩手県で行われている養殖形態は、ほぼ100%無給餌型養殖であり、自然と調和した漁業が営まれています

 漁業協同組合自らが漁場環境の監視と維持・管理を行っていくため、県は、持続的養殖生産確保法に基づく“未来につなぐ美しい海計画”の策定支援を行っています。
◆未来につなぐ美しい海計画の主な内容
○持続的養殖生産確保法第4条に基づき、漁業協同組合が作成する、漁場環境の保全に関する計画で、岩手県知事の認定を受けています。
○計画内容は、ホタテやカキなどの養殖を行っている海域において、保全すべき目標値(溶存酸素量、底生生物の状況など)や調査内容を設定し、定期的な漁場環境調査を実施することとなっています。
○計画で定めた目標値が達成されなかった場合は、その原因を究明し、改善を行います。



◆計画を策定している漁業協同組合
広田湾漁協、綾里漁協、越喜来漁協、釜石湾漁協、大槌町漁協、船越湾漁協、三陸やまだ漁協、重茂漁協、宮古漁協、田老町漁協、野田村漁協

また、漁業関係者による漁場環境保全活動の促進と地域の漁場環境保全活動をリードする人材の育成を目的として、県は、岩手県漁場環境保全士認定制度を設置しました。この認定制度は、平成19年度からスタートした制度で、全国に先駆けて設置されました。
 現在、25名が岩手県漁場環境保全士に認定され、地域の漁場環境保全活動を行っています。
◆漁場環境保全士の活動内容
○持続的養殖生産確保法に基づく“未来につなぐ美しい海計画”の策定・実行支援
○漁場環境監視・調査の実施
○漁協や漁業者へ漁場環境調査結果の提供
○海浜清掃活動・普及
○植樹活動・普及
○その他、漁場環境セミナーへの参加等


◆漁場環境保全士認定状況
広田湾漁協(5名)、綾里漁協(1名)、吉浜漁協(2名)、釜石湾漁協(1名)、大槌町漁協(1名)、
三陸やまだ漁協(3名)、重茂漁協(4名)、宮古漁協(3名)、田老町漁協(3名)、久慈市漁協(2名)
H21現在 計25名

 そして、将来にわたって良好な漁場環境を保全していくために、漁業者等は海浜清掃活動や漁民の森づくりに積極的に取り組んでいます。
①漁民の森づくり活動件数
6.35件/人口100万人(単位人口あたりの件数の多さは全国第3位)


※(社)海と渚環境美化推進機構が公表している漁民の森づくり活動実施状況調査結果を引用し平成18~20年度の平均値を算出した。
②漁業者等が参加する海浜清掃活動団体数
42.52団体/人口100万人


※(社)海と渚環境美化推進機構が公表している海浜等の美化活動事例調査結果を引用し平成18~20年度の平均値を算出した。

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