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漁場環境保全の取組み

time 2007/01/25

 漁業協同組合自らが漁場環境の監視と維持・管理を行っていくため、県は、持続的養殖生産確保法に基づく“未来につなぐ美しい海計画”の策定支援を行っています。
◆未来につなぐ美しい海計画の主な内容
○持続的養殖生産確保法第4条に基づき、漁業協同組合が作成する、漁場環境の保全に関する計画で、岩手県知事の認定を受けています。
○計画内容は、ホタテやカキなどの養殖を行っている海域において、保全すべき目標値(溶存酸素量、底生生物の状況など)や調査内容を設定し、定期的な漁場環境調査を実施することとなっています。
○計画で定めた目標値が達成されなかった場合は、その原因を究明し、改善を行います。



◆計画を策定している漁業協同組合
広田湾漁協、綾里漁協、越喜来漁協、釜石湾漁協、大槌町漁協、船越湾漁協、三陸やまだ漁協、重茂漁協、宮古漁協、田老町漁協、野田村漁協

また、漁業関係者による漁場環境保全活動の促進と地域の漁場環境保全活動をリードする人材の育成を目的として、県は、岩手県漁場環境保全士認定制度を設置しました。この認定制度は、平成19年度からスタートした制度で、全国に先駆けて設置されました。
 現在、25名が岩手県漁場環境保全士に認定され、地域の漁場環境保全活動を行っています。
◆漁場環境保全士の活動内容
○持続的養殖生産確保法に基づく“未来につなぐ美しい海計画”の策定・実行支援
○漁場環境監視・調査の実施
○漁協や漁業者へ漁場環境調査結果の提供
○海浜清掃活動・普及
○植樹活動・普及
○その他、漁場環境セミナーへの参加等


◆漁場環境保全士認定状況
広田湾漁協(5名)、綾里漁協(1名)、吉浜漁協(2名)、釜石湾漁協(1名)、大槌町漁協(1名)、
三陸やまだ漁協(3名)、重茂漁協(4名)、宮古漁協(3名)、田老町漁協(3名)、久慈市漁協(2名)
H21現在 計25名

 そして、将来にわたって良好な漁場環境を保全していくために、漁業者等は海浜清掃活動や漁民の森づくりに積極的に取り組んでいます。
①漁民の森づくり活動件数
6.35件/人口100万人(単位人口あたりの件数の多さは全国第3位)


※(社)海と渚環境美化推進機構が公表している漁民の森づくり活動実施状況調査結果を引用し平成18~20年度の平均値を算出した。
②漁業者等が参加する海浜清掃活動団体数
42.52団体/人口100万人


※(社)海と渚環境美化推進機構が公表している海浜等の美化活動事例調査結果を引用し平成18~20年度の平均値を算出した。

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