さぁ、出発！！

今日も暖かいですね～[:花:]
さんりく沿岸も、2,3日前からだいぶ気温が上がってきました[:太陽:]
『春は出会いと別れの季節』ってよく言いますよね～[:ぽっ:]
新しい生活を向かえる人達は、大きな期待と小さな不安が交差したりして[:にかっ:][:プラス:][:しょぼん:]
気温と並行するように心も高揚してくるんでしょうね[:にこっ:]
さてっ[:パー:]
ここ綾里にも、今まさに大冒険へ旅立とうとする小さな生命があります。
それはこれっ！

って、ちょっとわかりずらいですかね[:にかっ:][:汗:]
んじゃこれっ！！

何だかわかります？
さかなクンなら直ぐわかるんですかね[:にぱっ:]
そう、鮭の稚魚ですよ[:チョキ:]
昨年暮れ綾里川に遡上した鮭の親から卵を採り、この春孵化した鮭の稚魚です[:ひよこ:]
我が綾里漁協も鮭の孵化場がありまして、毎年3月上旬～4月下旬にかけて稚魚を放流してるんです[:ひよこ:]
ちょっとしたデータを[:パー:]

ここは綾里川です。（津軽石や気仙や盛の川から比べるとぜんぜん小さいですけど…[:にかっ:]）
この小さな川に毎年約28,000尾の鮭が遡上します。
そこから親鮭を捕獲し採卵して稚魚を孵化させるわけですが、その数約420万尾。
毎年、420万尾放流して28,000尾遡上するわけですから、遡上率は約0.7％となります。
1,000尾の稚魚のうち約7尾が帰ってくるという計算になります。
長い旅の末、生まれ育った川に戻れるのが1,000尾中7尾と聞くとちょっとかわいそうになりますが、逆に考えるとその大半が（定置とか延縄とかね[:チョキ:]）我々漁師の恵となり生活を支えているということになるのでしょう[:ニヒル:]
今日もまた、我々の為に小さな生命は大海原へ旅立とうとしています[:あうっ:]
こうしてはいられませんっ！！[:きゅー:]
川でカモメに食べられないように追っ払いに行ってきまーす[:オッケー:]